文化生活メモ

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米澤穂信『インシテミル』

自給11万2000円のバイトは、地下に設置された〈暗鬼館〉に閉じ込められて、一週間ずっとカメラでモニターされるという仕事。そして、周りの人間を殺したり、殺した犯人を指摘したりするとボーナスがもらえるという仕組みに。一度殺人が起きれば、誰もが疑心暗鬼になり、更なる殺人が起きる可能性がある以上、ボーナスがなくてもかなりの金額のバイト代が得られるのだから、誰も殺さないのが合理的であるはずなのだが、実際には次々と人が殺されてしまう。細部の設定はミステリの正統的な教養に裏付けされているが、「探偵」がやっているのは推理でもなんでもなく、彼が言ったことが正しいか正しくないかは「多数決」で判断されるというミステリらしからぬ設定で、この捻れがおもしろい。とはいえ、ミステリってのはいまいち肌に合わないなあ。キャラクター造詣の仕方とか、彼らの自意識とか、なんかもっと工夫できないのか。


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